熱帯果樹の防寒準備をしました

再生栽培

カメノコです。

ここ数日で気温が急に下がり寒くなってきました。気象庁の9月末に発表した寒候期予報も、今年の冬の気温は私の住む西日本では平年並み低くなる見込みとのことでしたので、急いで熱帯果樹の防寒準備をしました。

今年は耐寒性の弱い熱帯果樹の実生栽培をしているので、いつもの年以上に防寒対策を練ります。

まず果樹毎に※耐寒気温が違うので、栽培している果樹と耐寒気温の確認です。(防寒対策が不要な落葉樹等の果樹は除く)

耐寒気温とは、枝が枯れ始める気温

果樹名 耐寒気温
1 パイナップル 10℃
2 ミラクルフルーツ 7℃
3 ライチ 5℃
4 マンゴー 5℃
5 リュウガン 4℃
6 ドラゴンフルーツ 3℃
7 シークワーサー(露地栽培) 0℃
8 ステビア 0℃
9 アボカド(ハス種) ー2℃
10 レモン ー3℃
11 ブンタン(露地栽培) ー3℃
12 ジャボチカバ ー3℃
13 フィンガーライム ー3℃

※耐寒温度はネット調べ

パイナップルの耐寒気温は10℃! 耐寒性弱っ どうやって冬を越したものか?

熱帯果樹等の防寒方法

【防寒法① 耐寒気温-3℃以下の植物(レモン・ブンタン等)】

霜が直接当たらないように設置場所等に工夫する

使用していない屋根付きの駐輪場の下に果樹を移動させたり、下記のような霜をよける工夫をする。

霜が直接下りないよう上にビニールを設置。(レモン)

 

【防寒法② 耐寒気温3℃以下の植物(ドラゴンフルーツ・アボカド等)】

<簡易温室等で栽培する

この簡易ビニールハウスは、長年使用していたため、あちこち穴が開いて、入り口のチャックも破損していたので・・

補修用のビニールとテープで

↓ 修理後

防寒性復活!

  • 温室の中は、気温を上げるため黒マルチを敷いています。
  • 温室の中に、重石を兼ねた水の入ったポリタンクを置き、日中温められたポリタンク内の水が、湯たんぽのような効果がでることを期待。

 

【防寒法③ 耐寒気温10℃以下の植物(パイナップル・マンゴー等)】

<日当たりのよい室内で栽培する

①蓋が無い大きな段ボールを縦に切り、100均でも売っているアルミシートを内側に貼る。 参考:下記の段ボールのサイズは、W(幅)123cm × D(奥行)42cm × H(高さ)90cm 上部(蓋無し)

②日当たり良い窓際に上記の段ボールを置く。光が反射して室内の日照量の少なさをカバーする。

窓の外から撮影

段ボールの上に、鉢用ミニビニール温室を置く。

日中にミニ温室内の温度が高くなりすぎることがあるので、その場合は事前にミニ温室のビニールの一部を開けるなど対策が必要。

④日没後は、雨戸、カーテンを閉め防寒する。その時に温室のビニールの一部を開けていれば閉める。

●それ以外の防寒方法 果樹の周辺に支柱を立てて、寒冷紗や不織布、蒸れないように穴を開けたビニール袋を覆って風よけ防寒する。私はシークワーサー、ブンタン等の露地栽培はこの方法で防寒しています。

●以上が私の防寒対策ですが、各果樹をどの方法で防寒するかは、耐寒気温耐寒気温が低い種類であっても幼木は寒さに弱いこと等を考慮して決定します。

 

(R3.11.26追記)

気温が下がってきたので、熱帯果樹の苗を簡易温室から室内のミニ温室に移動させました。

今の時期は、日中のミニ温室の室温が40℃オーバーになるので、前カバーを完全に閉めず一部開放しました。

 

(R4.5.2追記)室内のミニ温室に移動させていた「熱帯果樹」は、無事冬を越すことができました。

R4.5.2撮影

ただ、外の簡易温室で栽培していた「ドラゴンフルーツ」は、枯れてしまいました。(T_T)

 

(R4.10.18追記)7月に熱帯果樹を室内温室から外に移動させていましたが、外温が下がってきてマンゴーの葉が茶色になってきたので、急いで熱帯果樹を室内温室に移動させました。

マンゴーの果樹 R4.10.11撮影 

R4.10.15撮影

 

(R4.11.1追記)台風で簡易ビニールハウスが破損していたので、新しいビニールハウスを設置しました。

 


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