カメノコです。
「柑橘の王様」として、世界一の大きさを誇る 晩白柚(ばんぺいゆ) が結実しました。
趣味で30種類以上の果樹栽培をしていますので、毎年数種類の果実の初収穫体験をしていますが、地植え後2年で小株の晩白柚の結実は、まだ先だと思っていたのでうれしい誤算です。
しかも晩白柚の花は、自家不和合性があるので晩白柚1本だけでは受粉しにくく、結実するには他の柑橘類の花粉を交配する必要があり、
受粉樹として晩白柚の横に「はるか」を植えていたのですが、狙い通りに はるかの花粉 が受粉して結実したかもしれないと思うと、うれしさ倍増です。
ただ晩白柚が結実したのは、1個のみ で、露地栽培の収穫時期は来年の1月~3月なので収穫する為には、少なくても半年はこの1個を無事に栽培していくことが必要なのです。
果実の現状は、直径約10cmの大きさで、重みで枝が垂れ下がっています。(参考:成長すると、実の直径は約25cm~30cm、重さは2kg以上)
晩白柚の木の枝は、他の柑橘に比べて柔らかく、しなやかで折れにくいのですが、果実はもっと大きくなっていくだろうし、台風などで強風が吹けば、枝が折れてしまう可能性があるので、とりあえず果実をネットで吊りました。
「無事に収穫できた時は、ブログで報告させていただきます」
(追記 R5.9.1) 経過報告 直径15cmほどに成長していました。
(追記 R5.10.23) 経過報告 ネットぎりぎりの直径20cmくらいまで成長していました。
来年からはもう一回り大きなネットを使おうと思います。
(追記 R5.12.2) 経過報告 気温が下がり、果実の色が黄色に変わってきました。収穫まで後2月です。
(追記 R6.5.7) R6.1.17に様子を見に行ったところ果実がネットの底に落ちているのを発見。
まだ食べるのは早いと思ったので、家に持って帰り保管していたのですが、いつの間にか家族に食べられていました。(泪)
おいしかったとのことでしたので、来年は自分で食べて感想を追記したいと思います。
晩白柚(ばんぺいゆ)の育て方
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- 自家不和合性があるので、晩白柚1本だけでは受粉しにくい。結実するには、他の柑橘類の花粉を交配する必要があり。(受粉樹:はっさく、甘夏、ブンタン等)
- 低温の耐性が低く、気温が低い栽培地ならば鉢植えをして、冬は屋根の下等の霜がおりない場所で管理する。地植えならば不織布を巻くなどして防寒対策が必要。(参考:主な生産地 熊本県)
- 鉢植えの場合、表土が乾燥したら鉢底から水が流れるまでたっぷり与える。
- 用土は、赤玉土(中)5:腐葉土 4:牛ふん1(カメノコの場合)
- 植えつけ時期、植替え時期 3~4月
- 施肥時期 3月、6月、10月
- 剪定時期 3月
- 剪定する場合、前の年に伸びた枝の先端付近に花芽がつくので、先端を強く切り返すと花芽が無くなるので注意。
- 開花時期、交配時期 4月~5月
- 摘果時期 6月~7月
- 収穫時期 1月~3月 (完熟前は緑色で11月頃から徐々に黄色に変わる。)
- 果樹の増やし方:カラタチ等に接ぎ木する。
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